オール電化5人家族の電気代は高い?九州の我が家の2年実測を公開します

電気代・光熱費の実測
いえお
いえお

「うちの電気代、高すぎない?」——オール電化の一戸建てに住んでいると、一度は思いますよね。今日は5人家族・九州の我が家の電気代を、2年分の実測でそのまま公開します。

「オール電化 電気代 平均」「一戸建て 電気代 高い」——そう検索してこの記事にたどり着いた方は、たぶん毎月の電気代を見て「これって普通なの?」とモヤモヤしているのだと思います。

結論から言うと、電気代は「家族の人数」より「家の性能」で大きく変わります。同じ5人家族でも、家の断熱性能によって月1万円以上の差が出ることがあります。この記事では、まず一般的な平均額を確認し、そのあと我が家(九州・5人家族・オール電化)の2年間の実測値を、太陽光込み・抜きの両方で公開します。

※この記事の電気代は我が家の実際の検針票(24ヶ月)に基づく実測値です。平均額は総務省家計調査(2024年)を参照。地域・契約・生活スタイルで変わります。

まず、世帯人数別の電気代の平均

総務省の家計調査(2024年)などをもとにすると、電気代の月平均はおおよそこのくらいです。

世帯人数 電気代の月平均(目安)
単身 約6,000〜7,000円
2人 約11,000〜12,000円
3〜4人 約13,000〜14,000円
5人 約14,000〜15,000円

人数が増えるほど上がりますが、注目してほしいのは4人と5人でそれほど差がないこと。これは「人数が増えると一人あたりの消費は薄まる」からです。家電(冷蔵庫・エアコン・給湯)は人数が増えても台数が比例して増えるわけではないんですね。

そして、ここが大事なのですが——オール電化の一戸建ては、この平均より高くなりがちです。ガスを使わないぶん給湯も冷暖房も全部電気でまかなうため、世帯によっては月2〜3万円、真夏・真冬は3〜4万円に達することも珍しくありません。

我が家の電気代、2年分の実測を公開します

では本題。九州・5人家族・オール電化の我が家の、2年間(24ヶ月)の電気代です。我が家は屋根に太陽光パネル(約5kW)をのせているので、「買った電気(買電)」と「売った電気(売電)」の両方があります。フェアに見てもらうため、両方を出します。

月平均(2年平均)
買電(実際に買った電気代) 約17,900円
売電(太陽光で売った収入) 約 ▲4,700円
実質の負担 約13,200円

ポイントを整理します。

  • 買った電気だけで見ると、月平均 約17,900円。5人家族・オール電化としては、平均的か、やや抑えめです
  • 太陽光の売電を差し引いた実質は、月平均 約13,200円。これは5人世帯の電気代の平均(約1.4〜1.5万円)を下回ります
たてよ
たてよ

5人家族で、しかもオール電化で、実質13,000円台。建てる前の賃貸時代を思うと、本当にありがたい数字です。

もう少し詳しく見ると、我が家のいちばん高い月(真夏)でも買電は約2万2千円台。一般的なオール電化5人家族が真夏に3〜4万円になることを思うと、ピークがかなり低く抑えられています。月別の細かいデータは、別記事で23ヶ月分すべて公開しているので、リアルな数字を見たい方はそちらをどうぞ。

なぜ、同じ5人家族で電気代が違うのか

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

我が家の電気代が平均より低いのは、節約をがんばっているからではありません。むしろエアコンは一年中24時間つけっぱなし、洗濯も給湯もフル稼働です。我慢は一切していません。

では何が違うのか。答えは家の断熱性能と気密性能です。

いえお
いえお

どれだけ高性能なエアコンを買っても、家から熱がどんどん逃げていたら、冷やしても冷やしても追いつきません。穴の空いたバケツで水を汲むようなものです。逆に、家そのものの断熱・気密が高ければ、少ないエネルギーで一年中快適に保てる。電気代の差は、ここから生まれます。

具体的には、家の性能を測る2つの数字があります。

  • UA値:家から熱がどれだけ逃げにくいか(断熱性能)。小さいほど良い
  • C値:家にどれだけ隙間がないか(気密性能)。小さいほど良い。我が家は約0.3cm²/m²

(この2つの数字の意味と九州での目安は、UA値・C値の解説記事で詳しくまとめています)

この2つが優れている家は、エアコン1台で家中を快適に保てて、電気代も上がりにくい。我が家が「エアコンつけっぱなしでも実質13,200円」でいられるのは、ここに理由があります。

電気代を本気で下げたいなら、見るべきは「家の性能」

「電気代が高い」と悩んだとき、多くの人は電力会社の乗り換えや、こまめな節電を考えます。もちろんそれも大事です。でも、いちばん効くのは家そのものの性能です。特にこれから家を建てる方は、設備よりも先に「断熱・気密」にお金をかける価値があります。

我が家がどんな考えで高性能な家を建てたのか、住んでみて実際どうだったのかは、こちらの記事に詳しく書いています。

👉 【はじめまして】共働き夫婦がパッシブハウスを建てた話

また、月別の電気代・売電額を23ヶ月分そのまま公開した記事はこちら。リアルな数字を1ヶ月ずつ見たい方におすすめです。

👉 【電気代を全公開】パッシブハウスに住んで2年|月別の実測データ

まとめ

  • 電気代の平均は、5人世帯で月約1.4〜1.5万円。オール電化の一戸建てはこれより高くなりがち
  • 我が家(九州・5人・オール電化)の実測は、買電 月約17,900円・実質 約13,200円(太陽光の売電差引後)
  • エアコンつけっぱなしでも平均を下回るのは、節約ではなく家の断熱・気密性能のおかげ
  • 電気代を根本から下げたいなら、見るべきは設備や電力会社より家そのものの性能

あなたの家の電気代は、平均と比べてどうでしたか。もし「高いな」と感じたなら、それは使い方のせいではなく、家の性能のサインかもしれません。

📓 もっと踏み込みたい方へ(note・有料記事)

▶ 家づくりの検討から会社選びまで、当ブログの全記事を「読む順番」に整理した保存版ロードマップまとめもどうぞ。

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【参考】電気代の平均:総務省 家計調査(2024年)。我が家の電気代・売電額は実際の検針票(24ヶ月)に基づく実測値です。

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