結論から言うと、我が家はこの2年、台風による停電を一度も経験していません。ただし正直に言うと、それは「高気密高断熱だから停電しなかった」わけではなく、地域自体が停電しなかったからです。実際にやっている台風対策と、これから備えようとしていることまで、正直に書きます。

「高気密高断熱の家って台風にも強いんでしょ?」と聞かれることがあるんですが、正直に答えると、うちはこの2年、台風による停電を一度も経験していません。
台風で停電する主な原因は「送配電線側」の問題
まず整理しておきたいのは、台風による停電の主な原因です。内閣府の検証レポートや経済産業省の調査によると、台風による大規模停電は、強風による倒木や飛来物が電柱・送電設備にぶつかって破損したり、豪雨による土砂崩れで電柱が倒れたりすることが主な原因です。
つまり停電するかどうかは、住宅そのものの断熱・気密性能ではなく、「地域の送配電インフラが台風の被害を受けたかどうか」で決まります。ここは誤解しないでいただきたいポイントです。
「うちは停電したことがない」は正直な報告
我が家は九州でこの2年暮らしていますが、台風による停電を経験したことは一度もありません。ただしこれは家の性能を証明するものではなく、地域の送配電インフラがたまたま被害を受けなかった、というだけの話です。「高気密高断熱の家だから停電しない」という因果関係は、少なくとも我が家の実績からは主張できません。

だから「うちの家は停電に強い」とは言えないの。住んでる地域自体が、この2年停電してないだけだから。
我が家の台風対策は「庭の片付け」と「窓の頑丈さ」
我が家には雨戸シャッターがありません。工務店からは、窓がトリプルガラスで頑丈だからという説明を受けています。そのため台風が近づいたときにやっている対策は、庭に置いてあるものを物置や家の中にしまうことだけです。雨戸を閉めて回る作業自体がありません。
ただし先日、台風とは別の強風の日に、窓の外側に設置していたシェードが壊れてしまったことがありました。これは火災保険の風災補償を使って新しいものに交換しています。窓本体は無事でしたが、後付けの設備は風の影響を受けることがある、というのは正直な記録として残しておきます。
※耐風圧の具体的な等級までは確認できていないため、あくまで工務店からの説明ベースの情報として書いています。
高気密だから外の音に気づきにくい体感
台風本番の体験ではありませんが、気密性能の高さを実感するエピソードとして、雨が降っていることに家の中で気づかなかったことが何度かあります。窓・壁の気密性が高いと、外の音が家の中まで伝わりにくくなる、という体感です。台風の強風・豪雨の音がどこまで軽減されるかは未経験のため断言できませんが、日常の雨音でこれだけ違うのは、暮らしてみて初めて分かったことでした。

台風の日というより、普通に雨が降ってる日に「あれ、雨降ってたの気づかなかった」ということが何度かありました。
それでも備える理由|夜間の停電に備えてポータブル電源を検討中
実は我が家の太陽光発電システムには、パワーコンディショナの「自立運転」機能がついています。停電時に分電盤のスイッチを切り替えると、日照がある昼間は専用コンセントから最大1500Wまで電気が使えます。冷蔵庫やスマホの充電くらいなら、昼間は太陽光だけである程度まかなえそうです。
ただしこの自立運転コンセントは、夜間や悪天候で発電が少ない時は使えません。またComfohome 200のような200V機器は対象外です。我が家はオール電化で蓄電池は導入していない(太陽光4.8kWのみ)ため、夜間に停電が起きると、情報収集や冷蔵庫の維持といった最低限の電気も止まってしまいます。
この2年は停電の経験がないとはいえ、いつまでもそうとは限りません。内閣府などの防災の目安では、災害発生から最低3日(72時間)程度は自立して過ごせる備えが推奨されています。ちょうど今、周りでポータブル電源を購入した話を聞く機会が増えたこともあり、我が家でも導入を検討しているところです。夜間の停電をカバーする前提なら、容量1000Wh前後・出力1000W以上のクラスが現実的なラインだと考えています。
住宅性能と防災は別軸で考える
高気密高断熱の家は、快適さや光熱費の面では大きな効果がありますが、「停電しにくいかどうか」は地域の送配電インフラ次第で、住宅性能とは別の話です。我が家がこの2年停電を経験していないのも、地域が被害を受けなかった結果であり、性能のおかげとは言い切れません。
一方で、雨戸を閉める手間がない・強風の音を感じにくいといった暮らしやすさは実感しています。停電への備え自体は住宅性能とは別に、ポータブル電源のような対策を別途進めていく必要があると考えています。
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よくある質問
Q. 高気密高断熱の家は台風に強いですか?
A. 断熱・気密性能と、台風による停電のしやすさは直接関係ありません。停電は主に送配電設備側の被害で起きるため、地域のインフラ状況に左右されます。
Q. 雨戸シャッターがなくても大丈夫ですか?
A. 我が家は雨戸なしで2年間、特に被害はありません。ただし窓の仕様や地域の風の強さによって適否は変わるため、断定はできません。
Q. 停電への備えは何かしていますか?
A. 太陽光の自立運転機能で昼間はある程度カバーできますが、夜間はまだ備えが薄いです。容量1000Wh前後のポータブル電源の導入を検討しています。


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